「TOPへ」

清次郎岩手旅行記

(暫定版)


おことわり
後日写真を載せた完全版を掲載する予定です。
それまでは暫定版でお楽しみ下さい・・・。

2000年11月25日「新幹線やまびこ号と俺」

 まだ夜が明けない午前5時頃に家を出て6時頃には大宮駅に着く。
実は盛岡への往復には飛行機でよくやってる早割の新幹線板
「旅割りセブンきっぷ」
と言うのを使った。
これは指定された行き早朝の新幹線便(ここではやまびこ31号)を使ってもらうことで
往復を片道分の料金でいけるというもの、貧乏人にはうってつけのアイテムだ。
それはそうと大宮駅ホームは盛岡行き「やまびこ31号」でごった返している訳で
その列車が到着するや否やドッと人が入ってくる。
で、私の指定席はと言うと・・・
「席のすぐ後ろがビュッフェ」
・・・である、車内で食いっぱぐれたなんて事はなさそうだ・・・。
こうして仙台過ぎて売り出されたギミック駅弁「牛タン弁当」※1を喰いつつ
9時29分に盛岡に到着、約3時間だ。
取りあえず駅でホリデー(ツーデー)パスの岩手県板「いわてツーデーパス」※を
購入してから宮古行きの列車までまだ時間があるので盛岡駅周辺をほっつき歩く
コミケのカタログってここでも売ってるんだなあ・・・。
それはそうと時間になったので駅に引き返し11時10分発の宮古行き快速列車に
乗り込む、乗った列車は快速列車ではあるが車内は急行列車そのものって感じで
乗る客が少ないせいもあってかいやでも旅情をそそる感じだった。
山越え谷越えトンネル越え峠を越えて列車は2時間ほどで宮古に到着。
宿泊先に行く前にラーメン屋でラーメンをすすったのだが東北地方の盛りって
「小盛り・中盛り・大盛り」となっており中盛りを頼むと普通と大盛りの中間
のものが出るようだ、大盛りなんて頼もうものなら予想以上の量の多さに
結構のた打ち回るのかもしれない・・・とラーメンをすすりながら思った。
宿泊先のビジネスホテルには午後3時過ぎに到着、部屋で少し休んでから
飯食いに宮古市街へ・・・。
駅前の食堂で食ってきたのだが食べたものが「海鮮丼」の並でよく連想する
生の魚介類が乗っているものではなく、ホタテやらイカやらが卵綴じで
乗っていてそこにイクラでまぶしたものでイカのでかさが目に付くメニューだった。
因みに並と書いてあるように上もあってその場合毛ガニが付くようだが
毛ガニは食べるのが面倒なので並にした。
こうして心の中で妙なトホホ感を感じつつ宮古の夜はふけていくのであります・・・。

2000年11月26日「浄土ヶ浜と俺」

 今日は昨日のドンヨリ天気とは打って変わってどこまでも晴れ渡る天気だ。
朝食は宮古市街の市場の食堂でとった、いろんな魚介類があって見てて飽きない。
で、朝9時頃にビジネスホテルを出てバスで浄土ヶ浜へ向かう。
ビジネスホテルの人はよかったなあ・・・。
こうして浄土ヶ浜に到着して9時30分出航の遊覧船に乗る、約40分の
遊覧だ、船内では何故かウミネコパンと言うのを売っていて私も2個ほど
買ったのだが、これはどうやら三陸海岸辺りを生息地とするウミネコの
餌付け用らしくてちぎってウミネコの方に投げるとウミネコが上手くそれを
キャッチするようだ(そうでないこともあるけど)
しかし冬近くの三陸海岸、波は大きくうねり遊覧船も激しく揺れ東京の水上バスと
同じ感覚で遊覧船に乗っていた自分も軽い船酔いを起こしてしまった。
軽い船酔いでナーバスになりかけながらも浄土ヶ浜から宮古へバスで向かい
11時発の釜石方面行きの普通列車を待った。
釜石行きの列車はどうやら久慈からやってきた列車らしくJRの列車とまた違った
趣のあるものだった。三陸鉄道という会社の車両だそうだ。
こうして釜石行きの列車は三陸海岸を途中山道を交えつつ釜石方面へ南下していく
乗ってる私もついついうたた寝してしまった・・・。
この間はローカル線の旅を満喫できる至福の時だったな・・・。
こうして午後1時30分頃には釜石に到着、次に乗る急行まで間があるので駅で
荷物を預けてもらった後ちょっとした釜石観光をする。橋上市場がなかなかいい
感じだったが聞いた話によると近々取り壊されるとのこと、ちょっと残念だ。
こうしている間にも時間は過ぎていき、急行陸中6号の改札時間になったわけで
私もあわてて花巻までの急行券を券売機で買ってきた後改札の並んで目的の列車へ・・・。
乗った急行陸中は使ってる車両はみてくれこそ八高線のそれと同じだが中身は
まんま特急車って感じで車内販売もあるのだからある意味お得な列車なのだろう。
釜石から花巻までの道中は盛岡〜宮古同様山有り谷有りって感じでしかも内陸に
向かうほど雲がドンヨリとしていく、そういえば天気予報では盛岡辺りは曇りで
時々雨だったなあ・・・、と考える自分を乗せて列車は花巻へと向かう。
花巻からは急行料金ケチって東北本線の普通列車に乗って盛岡に向かったのだが、
駅の時刻表を見てもやってきた列車を見ても私の住んでる東武線とそれほど大差
無いような気がした(2両編成というと言うのはあっても)。
結局午後5時過ぎに盛岡に到着、宿泊先のビジネスホテルでちょっと休憩してから
盛岡名物の冷麺を食いに行って寝る。冷麺美味しかったなあ・・・、
焼き肉はもっと美味しいけど。(特にスカートがコストパフォーマンス的に良かった。)

2000年11月27日「じゃあじゃあ麺と俺」

 宿泊先でパンとジュースだけの朝食(サービス)を採って少し休んだ後午前10時頃に
宿泊先のビジネスホテルを出る。はっきり言って外は非常に寒い。
取りあえず荷物を駅のコインロッカーに預けた後、盛岡市内観光としゃれ込んだ。
取りあえず盛岡市内の移動には「でんでん虫」と言う名前の市内循環バスを使ったの
だがどこまで行っても料金は100円、時間も20分感覚ととにかく複雑な盛岡市内の
バスの中でも使いやすいバス路線だった。
で、昼食にじゃあじゃあ麺を食べたのだが、よくありがちな中華麺に肉味噌ではなく
うどんに肉味噌を乗せた感じでしかもそれを食べた後に生卵を割り入れ店の人に
「お願いしまーす」と言えばスープを作ってくれると言うのが盛岡のじゃあじゃあ麺。
肉味噌とうどんの歯ごたえががなかなか良かった。
それから西口(本当にテレビ局と高層ビル以外何もないんだ!)のマリオスに
ネットコーナーがあったのは私的に不覚だった(1時間300円)、
ここで自分のHPやよく言ってるページをチェック、浦島太郎状態にならずに済む。
(今度こういうのってチェックするべきだよねぇ、一番良いのはノートパソコンかPDAを持ってくることなんだけど。)
それから荷物を引き取って、駅ビルであれこれ見た後帰りの新幹線の時間が近づいた
ので改札をくぐる。ああ、これで盛岡とはお別れなのかあ・・・。
帰りの新幹線は行きに乗った古い新幹線とは打って変わって後ろに秋田から来た
「こまち」をくっつけてかつ終点の東京までの停車駅が一関・仙台・大宮という
最新車両の速達タイプ、なんか旅行の帰りの新幹線って決まって最新鋭の速達便が
多いなあ・・・。
と、そうこうしているうちに午後5時2分に新幹線は出発、うとうと寝てしまった
らしく気が付くとそこはネオン輝く仙台、その仙台を過ぎてからは1時間位で
大宮に到着してこの旅は終わった。(この後東武線で自宅に行ったんだけど。)
外に出ると夜だというのに大宮の空気は盛岡のそれより暖かく感じた・・・。



「TOPへ戻る」